プエラリアとワイルドヤムの違いは?

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プエラリアの効果

プエラリアは、タイ原産のマメ科の植物です。
プエラリアに含まれる植物性エストロゲンが女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ていることから、本来エストロゲンと結合するエストロゲン受容体と結合することができます。
その結果、エストロゲン不足を補うことができます。
エストロゲン不足を補うことで

などの効果に期待ができます。

ワイルドヤムの効果

ワイルドヤムは、メキシコ原産の山芋の一種です。
ワイルドヤムに含まれるジオスゲニンは、女性ホルモンであるエストロゲンや男性ホルモンであるテストステロン、副腎皮質ホルモンに分化すると言われています。
また、ジオスゲニンは、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)というアンチエイジングホルモンと構造が似ていることで様々な効果があります。
DHEAは女性ホルモンであるプロゲステロンの前駆体とも言われていますからこの点でも女性ホルモン不足を補う効果があります。
これにより、体内の女性ホルモン不足を解消し、

が見込めると言われています。
またジオスゲニンと構造が似ているDHEAはその他にも働きがあります。
DHEAの効果は、 などの効果がありますから、ワイルドヤムを摂取することでDHEAの不足を補うことができ、 間接的にこれらの効果が見込めるということになります。

プエラリアとワイルドヤムの違い

プエラリアとワイルドヤムの効果の仕組みの違い

体内の女性ホルモン不足を補うことで更年期障害の改善、美肌効果やバストアップ効果が期待できる点では、プエラリアとワイルドヤムは共通しています。
ただし、女性ホルモン不足を補うメカニズムが若干違います。
プエラリアは、プエラリアに含まれる植物性エストロゲンのエストロゲン様作用によってエストロゲン不足を補います。
一方でワイルドヤムは、ワイルドヤムに含まれるジオスゲニンという成分自身がエストロゲンに分化します。また、ジオスゲニンがDHEAと構造が似ているため、DHEAの不足を補うことで間接的にエストロゲンとプロゲステロンの不足を補います。

プエラリアとワイルドヤム 副作用の違いは?

プエラリアもワイルドヤムも女性ホルモンを調整する作用があることから副作用や摂取を避けた方がよいケースに多くの共通点があります。
まず、摂取を避けた方がよいケースは、

などがあります。
副作用についてですが、プエラリアには などの副作用があります。
一方でワイルドヤムは、 などの副作用があります。
一般的には、プエラリアの方が副作用のリスクは高いと言われていますが、ワイルドヤムも女性ホルモンを調整する作用がある以上は、過剰摂取は厳禁です。

まとめ

プエラリアとワイルドヤムは、女性ホルモンの不足を補うことができるという点で共通した効果があります。違いとしては、効果をもたらすメカニズムの違い、また副作用の違いがあります。
注意しなければならないのは、女性ホルモンを調整することでの副作用です。
プエラリアもワイルドヤムも特に一日の摂取量は定められていませんが、タイではプエラリアの摂取量は一日100mg以下と定められています。
ワイルドヤムについては、ジオスゲニン単体で一日25mg〜50mg程度、ワイルドヤム全体で335mg以下が推奨されています。
副作用を出さないためにはこれらの摂取量を守ることが重要です。

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