プエラリアで血栓ができる理由とは

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プエラリアで血栓ができる理由とは?

血栓とは?

血栓とは、血管内の血液が何らかの原因で塊を作ってしまうことです。
血栓は、放置しておくと血管が詰まってしまい、脳梗塞や心筋梗塞を起こすこともありますので恐い症状のひとつです。

エストロゲンが血栓をできやすくする?

プエラリアを摂取すると血栓ができやすくなると言われている理由は、エストロゲンに血液を固まりやすくする凝固作用があるからだと思われます。
例えば、低用量ピル服用者は、血栓ができるリスクが高まると言われていますが、これはピルにエストロゲンが含まれているからであると言われています。
また、経口エストロゲンのホルモン補充療法で静脈血栓塞栓症のリスクが高まるとも言われています。

プエラリアのエストロゲン様作用で血栓ができるリスクが高まる?

プエラリアには、エストロゲンは含まれていませんが、プエラリアに含まれている植物性エストロゲンには、強いエストロゲン様作用があります。
例えば、プエラリアに含まれている植物性エストロゲンのひとつであるミロエステロールは、エストロゲンの一種であるエストラジオ―ルに匹敵するほどのエストロゲン様作用があると言われています。
基本的には、通常の用法でプエラリアを飲んで血栓ができるリスクは少ないと思います。
ただし、プエラリアの副作用に対する研究がまだそれほど多くないこと、プエラリアにエストロゲンは含まれていないが、強いエストロゲン様作用があることを考えると、プエラリアを摂取することで血栓ができやすくなるリスクはゼロではないかと思います。
特に過剰摂取は厳禁です。
プエラリアの原産国であるタイでは、プエラリアの摂取量を1日100㎎と制限していますから、一日100㎎以上のプエラリアの摂取は控えるべきです。

症状が出たら、すぐにプエラリアの服用を止めた方がよい

上記したように、プエラリアを飲むことで血栓ができるリスクはゼロではありません。
万が一、血栓ができている等の症状が出たらプエラリアの服用を一旦中止すべきです。
血栓ができた場合の初期症状としては、

などがあります。
このような症状が出た場合には、すぐにプエラリアの服用を中止し、医師に相談をすることをオススメします。

まとめ

プエラリアを飲むと血栓ができやすくなるという話は、嘘か本当かと言われると難しいところです。
通常の用法でプエラリアを摂取していれば、それほど深刻に考えることはないかと思いますが、エストロゲンに血液凝固作用があることを踏まえると、理屈的にはプエラリアにも血液凝固作用がある可能性はあります。
血栓は重篤な症状の原因となりますので、症状が出た場合には、プエラリアの服用を中止し、すぐに医師に相談することをオススメします。

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