プエラリアで眠気が出る?

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プエラリアはむしろ眠気を解消する?

眠気を誘発する女性ホルモンは、プロゲステロン

女性ホルモンは、眠気に大きく関わってきます。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがありますが、基本的に眠気の原因は、プロゲステロンの働きによるものです。
体内での女性ホルモンのバランスがプロゲステロン優位の状態になると夜間の睡眠の質が悪化して昼間に強い眠気を感じることが多くなります。
生理前に眠気が強くなるのは、体内での女性ホルモンバランスがプロゲステロン優位になることが原因です。
一方でエストロゲンは、精神的に集中する作用、覚醒作用がありますから一般的には体内のホルモンバランスがエストロゲン優位の状態にあるときは眠気を感じにくいです。

プエラリアには、エストロゲン様作用があるから眠気の解消になる

プエラリアに含まれる植物性エストロゲンは、女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ていることから本来エストロゲンと結合するレセプターと呼ばれるエストロゲン受容体と結合することができ、それにより強いエストロゲン様作用があります。
ですから、エストロゲン不足を補い体内の女性ホルモンバランスをエストロゲン優位にすることができます。
このように女性ホルモンバランスがエストロゲン優位になることによって、眠気を解消することができますから理論的にはプエラリアには眠気を解消する働きがあると言えます。

エストロゲンの一種であるエストラジオールは眠気が出る

エストロゲンには、眠気が強くなるような作用はありませんが、更年期障害の治療に女性ホルモン補充療法があります。
女性ホルモン補充療法では、エストロゲンの一種であるエストラジオールという女性ホルモン剤が使われます。
エストラジオールの副作用として倦怠感や眠気があります。
プエラリアにはエストラジオールは含まれていませんが、プエラリアに含まれる植物性エストロゲンの一種であるミロエステロールはエストラジオールと同じくらいのエストロゲン活性作用があると言われていますからプエラリアを摂取することで眠気が出る可能性はあります。

女性ホルモンバランスの乱れによって眠気が出ることがある

プエラリアを通常の量と方法 に従って摂取していれば、問題はないのですが、プエラリアの過剰摂取をすると女性ホルモンバランスが乱れる危険性があります。
プエラリアを過剰に摂取することで本来の体内からの女性ホルモンの分泌量のバランスがおかしくなると、副作用として眠気が出ることもあります。

プエラリアで眠気が来ないようにするには?

過剰摂取はダメ 眠気がひどければ摂取量を減らす

まず、プエラリアの過剰摂取は副作用の危険性が高くなるので絶対に控えてください。
プエラリアの原産国であるタイでは、プエラリアの摂取量は1日100mg以内です。
ですから、これを基準として眠気がひどいようなら摂取量を減らしてみると良いでしょう。

眠気を我慢しない

日常生活に支障がなければ、眠気を我慢しないで寝ることもひとつの対応の仕方です。
副作用はできれば無くしたいものですが、プエラリアの植物性エストロゲンの活性は高く、他の健康食品と比べても効果が強いのが特徴です。
軽い眠気程度の副作用なら、効果が出ていると思って受け入れることも必要です。
ですが仕事や生活に支障が出るほどの場合は、一度摂取を止めて病院で相談をしてください。
また、眠気の原因は様々です。プエラリアではなく生活リズムの変化や疲労の蓄積などの普段の自分の生活習慣に原因がないかも考えてみましょう。

まとめ

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがありますがホルモン自体の作用として眠気を誘発する働きがあるのはプロゲステロンです。
プエラリアを摂取することで活性化する女性ホルモンはエストロゲンですから基本的にはプエラリアの摂取で眠気を誘発することはありません。
ただし、エストロゲンの一種であるエストラジオールには副作用として倦怠感や眠気があること、プエラリアの過剰摂取によって女性ホルモンのバランスが崩れることで眠気が出る場合があることを考慮するとプエラリアを摂取することで眠気が出ることはあります。

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