プエラリアを摂取すると便秘になる?

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女性が生理前に便秘になる理由

女性が生理前になると便秘になりやすい理由は、女性ホルモンが関係してきます。
一般的に生理前は、女性ホルモンの一つであるプロゲステロンの分泌量が多くなります。
プロゲステロンは、妊娠をするために働くホルモンであり、生理前になると体内の水分や塩分を溜め込もうとします。
また、プロゲステロンには腸の動きを抑制する働きがあるため、これらのプロゲステロンの作用によって便秘になるケースが多くなります。

プエラリアの副作用として便秘になる理由

プエラリアに含まれる植物性エストロゲンは、体内のもう一つの女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ているため エストロゲン不足を補う働きがあります。
つまり、プエラリアにはエストロゲン様作用があります。
上記しましたが、便秘の原因となる女性ホルモンはプロゲステロンでありエストロゲンではありません。
エストロゲン自体は、便秘になる原因とはならず、むしろエストロゲンが減少してプロゲステロン優位になることで便秘になります。
更年期に入ると便秘になることが多いのは、エストロゲンが急激に減少するからであると言われています。
問題なのは、プエラリアを過剰摂取することで女性ホルモンのバランスを崩してしまうことです。
一旦、ホルモンバランスが崩れるとエストロゲンやプロゲステロンの分泌が不安定になります。
このようなホルモンバランスの崩れが便秘の原因となります。

プエラリアを摂取しても便秘にならないためには

プエラリアの過剰摂取は厳禁 通常の摂取量を守る

プエラリアを飲んでも便秘にならないためには、ホルモンバランスを崩さないようにすることが重要です。
そのためには、プエラリアの過剰摂取は厳禁です。
プエラリアの1日あたりの摂取量の上限は一般的には、400mg以下であると言われていますが、原産国のタイでは100mg以下とされていますから、そのあたりを参考にして過剰摂取をしないようにすることが大切です。

プエラリアを飲む時期に注意する

生理中にプエラリアを飲むことは控えた方がよいです。
生理中は女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのバランスが崩れやすい時期であるからです。
生理中にプエラリアを摂取することで女性ホルモンの異常分泌などが起こるリスクが高くなりホルモンバランスの乱れにつながります。

まとめ

まとめると、便秘になることはプエラリアの直接的な副作用ではないけれども、プエラリアの過剰摂取や生理中のプエラリアの摂取などによって女性ホルモンのバランスが崩れることで便秘になるリスクが一気に高まるということです。
便秘にならないためにも、プエラリアを摂取する際は摂取する時期と決められた用法をしっかりと守ることが必要です。

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