プエラリアを妊娠中に服用してはならない理由

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女性ホルモンバランスが乱れる危険性が高くなる

妊娠中、女性ホルモンは増える

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
妊娠期においてプロゲステロンは、基礎体温を上昇させる働きや子宮の収縮性を低下させ流産を防止するなどの働きをします。
ですから、通常妊娠期はプロゲステロンの分泌が多くなります。
一方で、エストロゲンは妊娠期において産後に母乳を出すための準備や子宮内膜を厚くする働きをしますから、妊娠が安定してくると分泌量が多くなります。
妊娠9〜10週以降になると、胎盤自体もエストロゲンとプロゲステロンを多量に分泌するようになります。
つまり妊娠中(特に妊娠後期)は、エストロゲンもプロゲステロンも「増える」ことになります。
エストロゲンの分泌量は妊娠末期では、血中で100倍尿中では500倍以上になるとも言われています。

プエラリアのエストロゲン様作用

プエラリアに含まれる植物性エストロゲンには強いエストロゲン様作用があります。
これによって、体内のエストロゲンが不足している状態の時にプエラリアを摂取することでエストロゲン不足を補うことができます。
問題なのは、妊娠中はエストロゲンの分泌量が「増える」時期であるということです。
妊娠が安定してくる時期のように、体内でエストロゲンが増加している状態でプエラリアを摂取すると、体内でのエストロゲンの作用が過剰になる危険性があります。
また妊娠初期は、本来プロゲステロン優位のホルモンバランスであるのに、プエラリアのエストロゲン様作用によってエストロゲン優位になる可能性もあります。
つまり、妊娠中は通常時とは異なるホルモンバランスによって胎児を成長させるように女性ホルモンが作用しますから、外部から意図的にホルモンバランスを調整しようとして適切でないホルモンバランスになることは絶対に避けた方が良いです。

胎児に悪影響を及ぼす危険性がある

妊娠中、胎児は母親の胎盤を通じて栄養を摂取します。
つまりは、母親が摂取した栄養分に胎児は影響を受けます。
胎児にとってもホルモンバランスは重要です。
母親が外部からプエラリアのようなホルモンバランスを意図的に調整するようなものを摂取することで胎児のホルモンバランスにも影響を与えてしまう危険性があります。
例えば、胎児の生殖機能の形成や胎児の成長に悪影響を与えてしまう危険性があります。
胎児は、免疫力も弱く、体も小さいために外部からの成分の影響を受けやすいですから、妊娠中や授乳中は胎児のためにもプエラリアの摂取は控えるべきです。

まとめ

妊娠中や授乳中にプエラリアを飲んではいけない理由は2つあります。
一つ目は、妊娠中は女性ホルモンのバランスが崩れやすい時期であるという理由です。
そして二つ目は、プエラリアの強いエストロゲン様作用によって胎児に悪影響を及ぼすおそれがあるという理由です。
妊娠中もプエラリアを摂取して良いのかという問題に対しては、国民生活センター、国民健康栄養販売所、プエラリア販売メーカーすべて「妊娠中、授乳中のプエラリアの摂取は控えた方が良い」という回答を出していることからも、妊娠中のプエラリアの摂取は控えた方が良いかと思います。

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