プエラリアとお酒は併用していい?

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プエラリアとお酒の併用は控えた方が良い理由

お酒とプエラリアを併用すると副作用が出やすくなる

アルコールと薬を同時に飲むことは危険です。
これはアルコールを飲むと肝臓が他の機能より優先してアルコールを解毒しようとする作用があるからです。
これにより肝機能障害のリスクや薬の副作用のリスクが高まります。
プエラリアは健康食品であり薬ではありませんが、その効果の強さや副作用のリスクがあることを考えると、薬と同様にお酒と併用することで副作用や肝機能障害のリスクが高まる危険性があると言えます。

プエラリアは肝臓に負担がかかる

プエラリアは肝臓に負担がかかるサプリメントであると言われています。
ある治験の結果では、プエラリア含有カプセルを6ヶ月飲み続けたところ、全体として更年期障害の緩和効果が見られたが、一部の被験者で肝機能検査値の変動が見られたという結果があります。
また、糖尿病とC型肝炎の持病を持っていた男性(56歳)が自己判断でプエラリアを1週間飲み続けたところ、全身倦怠感が出たため、医療機関を受診したところ薬剤性肝障害と診断され、入院したが病状が悪化して肝不全、腎不全により死亡したという事例もあります。
このような事例からもプエラリアは肝臓に負担がかかるサプリメントであるということがわかります。
ですから、肝臓に持病がある人はプエラリアの摂取を控えてください。
上記の死亡事例は稀なケースであり、さらに元々肝臓に持病を持っていた人の事例ですから通常の摂取量に従ってプエラリアを飲むことに大きな危険性があるわけではありませんが、少なからずプエラリアが肝臓に負担がかかるサプリメントであるということは自覚しておくことが必要です。
アルコールの摂取自体に肝臓に負担がかかることを考えると、プエラリアとお酒を同時に飲むことは、肝臓に過度な負担を与え、肝臓になんらかの障害が出る危険性があると考えられますので、当然お酒とプエラリアの併用は控えた方が良いです。

プエラリアはアルコール依存性の改善に効果がある?

アルコール依存性の患者にイソフラボンを投与した結果、禁酒日数が増えて飲酒回数が減ったという研究結果があります。
また成人男性にプエラリンを投与した結果、プエラリンを投与した被験者には少しのアルコールで満足する傾向が見られたという報告もあります。
イソフラボンやプエラリンはプエラリアに含まれる成分のひとつです。
具体的な仕組みは解明されていないようですが、研究結果を見ればプエラリアにはアルコールを抑制する働きがある可能性があると言えるでしょう。

まとめ

プエラリアとお酒を併用することで、副作用のリスクが高まる危険性があります。
また、プエラリアは肝臓に負担がかかるので、アルコールと併用することで肝臓の代謝機能のキャパシティがオーバーし肝機能障害が起こる危険性も高くなります。
プエラリアにアルコール抑制効果があるという報告もありますが、プエラリアにアルコール抑制効果があることと、プエラリアとお酒を併用することで副作用や肝機能障害のリスクが高まることは別問題です。
副作用のリスクを考えれば、プエラリアとお酒の併用は絶対に避けるべきです。

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