プエラリアの健康面での効果は?

前へ
次へ

プエラリアは健康面で良い効果が出る?

プエラリアは骨粗しょう症の予防になる

骨粗しょう症とは?

骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して、骨折しやすくなる症状です。
骨粗しょう症が加齢と共に多くなる理由、男性よりも女性がなりやすい理由は、骨粗しょう症には女性ホルモンであるエストロゲンが深く関わっているからです。
エストロゲンの分泌量が正常な状態では、エストロゲンの働きにより骨代謝のバランスが保たれています。
骨代謝とは、骨を壊して吸収する破骨細胞と、骨を作る骨芽細胞によって行われており、この骨代謝が正常に行われることで骨は健康な状態を維持しています。
しかし、エストロゲンの分泌量が低下すると、破骨細胞の働きが盛んになり、骨代謝のバランスが崩れます。
これが、骨粗しょう症のひとつの原因であると言われています。

プエラリアのエストロゲン様作用は骨粗しょう症の予防になる

プエラリアに含まれる植物性エストロゲンは、エストロゲンを増やす効果はありませんが、エストロゲンと構造がよく似ていることからレセプターと呼ばれるエストロゲン受容体と結合することが出来ますので、エストロゲン不足を補うことが出来ます。
このようなプエラリアのエストロゲン様作用によって、エストロゲン不足を補うことで骨代謝のバランスを整えることができます。
これが、プエラリアを摂取することで骨粗しょう症の予防になるメカニズムです。

プエラリアは更年期障害の改善に効果的

更年期障害とは?

更年期障害とは、更年期(閉経を迎える45~55歳頃)を迎えた女性に多い疾患です。
更年期障害の症状は、人によって様々ですが、

などの症状があります。

プエラリアのエストロゲン様作用は更年期障害を改善する

更年期障害の原因は様々ですが、大きな原因として更年期を迎えると閉経によって女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量が急激に低下するということがあります。
上記したとおり、プエラリアには植物性エストロゲンが豊富に含まれていますので、 エストロゲン様作用によって更年期に急激に低下したエストロゲンを補うことができ、これによって更年期障害を改善する効果があります。

プエラリアは生活習慣病を予防する

悪玉コレステロールとは?

悪玉コレステロールが増加すると血管に溜まって、動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病のリスクを高めます。

プエラリアのエストロゲン様作用が悪玉コレステロールを減少させる

女性ホルモンであるエストロゲンは、悪玉コレステロールの肝臓での代謝を促す働きがあります。
この働きによって肝臓に取り込まれる悪玉コレステロールの量が増えますので、血液中の悪玉コレステロールの値は抑えられます。
プエラリアのこのようなエストロゲン様作用により悪玉コレステロールを減らす働きがあり、結果的に心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病の予防になります。

プエラリアは健康面で悪い効果が出る?

上記のようにプエラリアのエストロゲン様作用は、様々な面で健康に良い影響を与えますが、プエラリアの強いエストロゲン様作用は、逆に健康に悪い影響を与える場合もあります。
つまり、プエラリアには副作用があります。
国民生活センターの資料によると、プエラリアを含むサプリメントを使用したことによって、消化器障害、皮膚障害、月経不順・不正出血、頭痛、乳房の異常、呼吸器障害などの健康被害があったという報告があります。
このような症状が出た場合には、プエラリアの服用を中止してください。

ページのトップへ戻る