プエラリアが不眠に効果的である理由

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女性ホルモンと不眠の関係

不眠の原因は、数多くありますが女性ホルモンのバランスの乱れも不眠の原因のひとつです。
女性ホルモンのバランスとは、エストロゲンとプロゲステロンのバランスのことです。
結論から言えば、この女性ホルモンのバランスがプロゲステロン優位になると不眠につながる可能性が高いです。

エストロゲンと睡眠の関係

女性ホルモン エストロゲンは生理が終わってから排卵直前まで分泌量が多くなります。
女性ホルモン エストロゲンは、セロトニンの分泌を促します。
セロトニンは、脳内のドーパミンやアドレナリンの量をコントロールして副交感神経優位の状態にすることで眠る準備を整えてくれる成分です。
セロトニンの量とエストロゲンの量は比例すると言われていますから、エストロゲン不足は不眠につながります。
女性が、生理が終わってから排卵直前までの期間によく眠れるのは、エストロゲンの分泌が多くなっているからです。
また、更年期障害の症状として不眠がありますが、これは閉経することで体内のエストロゲンが急激に減少することが原因だと言われています。

プロゲステロンと睡眠の関係

もう一方の女性ホルモン プロゲステロンは排卵後に分泌量が増える女性ホルモンです。
プロゲステロンは、妊娠を助けるホルモンであり基礎体温を上げる働きをします。
人が眠るためには深部体温を徐々に下げることが必要です。
そしてプロゲステロンは深部体温を下げにくくする働きがあります。
女性が排卵後から次の生理まで不眠に悩まされることが多いのは、この期間にプロゲステロンの量が多くなるからです。

プエラリアのエストロゲン様作用が不眠を解消

プエラリアに含まれる植物性エストロゲンは、女性ホルモン エストロゲンと構造が似ています。
ですから、エストロゲン受容体と結合することができ、体内のエストロゲン不足を補うことができます。
例えば、上記しましたが、更年期障害の場合、体内のエストロゲンが急激に下がりプロゲステロンの割合が増えることで不眠の症状が出ることがあります。
このような「エストロゲン不足」の状態の時にプエラリアを摂取することでエストロゲン不足を補うことができ、不眠の解消につながります。

まとめ

不眠症、過眠症、睡眠呼吸障害、うつ病など不眠の原因は、数多くあります。
プエラリアを摂取することですべての不眠の原因が解消できるわけではありません。
プエラリアを摂取することで解消できる可能性が高い不眠の原因は、「女性ホルモンの乱れによる不眠」です。
ですから、更年期障害の症状としての不眠などには、プエラリアは効果のあるサプリメントであると言えます。

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