プエラリアの成分ミロエステロールとは?

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ミロエステロールとはどのような成分か?

プエラリアには多くの植物性エストロゲンが含まれています。
プエラリアに含まれている植物性エストロゲンは、デオキシミロエステロール、ミロエステロール、ダイゼイン、ゲニステイン、フォルモノネチン、ダイジン、ゲネスチン、プエラリンなどです。
その中でもミロエステロールは、大豆イソフラボンの約1000倍と言われていて、特に強いエストロゲン様作用があります。
そのエストロゲン様作用は強力で医薬品として指定されている女性ホルモン系のステロイロイド剤エストラジオールと同程度の効果があります。
植物性エストロゲンにエストロゲン様作用がある理由は、植物性エストロゲンの構造がエストロゲンと似ていることから、エストロゲン受容体と結合しエストロゲンを補うことにあります。
植物性エストロゲンの中のイソフラボン類であるゲニステインのエストロゲン受容体と結合する能力に比べるとミロエステロールは、ゲニステインの4倍〜20倍の結合能力があると言われていますから、それだけを見てもミロエステロールにエストロゲン様作用の強さがわかります。

プエラリアにはどれくらいのミロエステロールが含まれている?



ミロエステロールは、プエラリアにしか含まれていません。
ミロエステロールを摂取するためにはプエラリアを摂取するしか方法がないのが現状です。
ミロエステロールには大豆イソフラボンの1000倍のエストロゲン様作用があると言われると、どうしても副作用が気になります。
ですが、プエラリアに含まれているミロエステロールの含有量は0.002%と少量ですから安心です。
ただし、過剰摂取は厳禁です。
プエラリアを過剰摂取することで などの副作用のリスクがありますから決められた用法・用量を守ることが大切です。
プエラリア自体の一日の上限は、日本では400mg以内、原産国では100mg以内とされていますから安全性を考えるのならば1日100mg以内にしておきたいものです。

まとめ

プエラリアに含まれるミロエステロールは、本来医薬品に指定されてもよいくらいの強いエストロゲン様作用があります。
更にプエラリアにはイソフラボンの40倍の植物性エストロゲンが含まれていますからプエラリアのエストロゲン様作用は、群を抜いて強いと言えます。
ただし、エストロゲン様作用が強いことは、副作用のリスクが高いとも言えますから摂取する時期、摂取するタイミング、摂取する量等に注意をして安全にプエラリアを使用することをオススメします。

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