プエラリアの良い効果 まとめ
プエラリアの効果は、プエラリアに含まれる植物性エストロゲンによるものです。
プエラリアに含まれる植物性エストロゲンは女性ホルモンであるエストロゲンと構造が似ているため、体内の本来エストロゲンと結合するエストロゲン受容体と結合することができます。そのためエストロゲン不足を補うことができるというメカニズムで以下の効果に期待ができます。
バストアップ効果
エストロゲンは、乳腺の発達を促す働きがあります。
プエラリアのエストロゲン様作用によってエストロゲンの働きを補うことで乳腺の発達を促し乳腺周りに脂肪がつくことでバストアップ効果に期待ができます。
更年期障害の改善
更年期障害の原因は、更年期(45〜55歳くらい)になるとエストロゲンの分泌量が極端に減少し、ホルモンバランスが乱れることであると言われています。
プエラリアのエストロゲン様作用によって、エストロゲン不足の状態を解消することで更年期障害の改善効果が期待できます。
美肌・美白効果
エストロゲンには、コラーゲンの生成を促す効果や肌のターンオーバーを促進する効果がありますから、美肌や美白には必要不可欠です。
プエラリアのエストロゲン様作用によって美肌・美白に必要不可欠であるエストロゲンの働きを補助することができますから、当然美肌・美白効果に期待できます。
骨粗しょう症の予防
骨粗しょう症の原因のひとつにエストロゲン不足があります。
エストロゲンの分泌量が低下すると、破骨細胞の働きが盛んになり骨代謝(骨を壊して吸収する破骨細胞と骨を作る骨芽細胞によって行われており、この骨代謝が正常に行われることで骨は健康な状態を維持している)のバランスが崩れる傾向があるからです。
プエラリアのエストロゲン様作用によってエストロゲン不足を補うことは骨代謝のバランスを維持することに繋がりますからプエラリアには骨粗しょう症を予防する効果があります。
薄毛改善効果・ツヤのある髪質にする効果・体毛抑制効果
エストロゲンには、毛髪の成長を促進する働き・コラーゲン生成を促す働き、体毛を抑制する働きがありますからプエラリアのエストロゲン様作用により薄毛改善効果・ツヤのある髪質にする効果・体毛抑制効果に期待ができます。
プエラリアの悪い効果(副作用) まとめ
プエラリアにはエストロゲン様作用があり、それによって上記の効果が見込めますが、プエラリアには、強いエストロゲン様作用があるため体に悪い効果(副作用)を及ぼす場合もあります。
プエラリアの副作用
プエラリアを過剰摂取したり、飲む時期を間違えたりすると女性ホルモンのバランスが崩れることから以下の副作用があります。
- 頭痛・腹痛・めまい・吐き気
- 生理不順・不正出血
プエラリアを摂取することで起こる可能性のある症状
- 肝機能障害
- 生殖機能への影響(妊娠中・授乳中の胎児や子供、20歳未満の方)
- 乳がんの発症・進行のリスクの増大
- 子宮内膜症、不妊症のリスクの増大
- 甲状腺の病気のリスクのli>
医学的に証明されているわけではありませんから、あくまで可能性があるということですがこのような症状が出る可能性があります。
- 肝臓や甲状腺に持病がある人
- 女性特有の病気の持病がある人
- 妊娠中、授乳中、妊活中の人
- 20歳未満の人
上記に当てはまる人は、プエラリアの摂取を控えるべきです。
まとめ
プエラリアのエストロゲン様作用によって多くの健康的な効果、美容効果が期待できる一方で、同じくプエラリアのエストロゲン様作用によって健康を阻害する可能性があります。
これは、それだけプエラリアのエストロゲン様作用は強いということです。
プエラリアは、薬ではなく健康食品ですが、安全にプエラリアを使用するためにはしっかりとしたプエラリアに対する知識と自己判断力が必要です。
良い効果だけが出ているうちは、問題ありませんが、プエラリアの悪い効果が出はじめた時に摂取を停止する、摂取量を少なくするなどのリスク管理をしっかりとすることが大切です。